holiday(仮)

居心地の良い毎日を模索中。いつでもお休み気分を忘れずに。

治したい親と治そうとしない子

夏休みに行った沖縄旅行の帰りの飛行機で息子の体調が不安定になりました。

1人では対処できないメンタルの不調です。

 

この症状に名前を付けるとしたら「不安神経症」。

一人でじーっと苦しむのではなく落ち着かない様子で体を動かしたりするので何も知らない人が見たらおかしな人に見えるでしょう。気を紛らわすために自分の顔をひっかいたりするので顔にもあざのようなものが残った。

 

一年前から心療内科に通い、パニックになった時にだけ軽い頓服を飲んでいます。

自費で「自律訓練法」にも通いましたが何の効果も得られませんでした。

でもこの症状は普段は全く出なくて何かのきっかけで現れるみたいです。

発作のように起こった症状が落ち着くとケロっとして「もう治った」と言います。

 

私は「はぁぁぁ」とため息が出てしまいます。

なぜなら一人で対処できないから私や家族の前で大騒ぎ(しているように見える)するので対応する必要があるからです。本当疲れます。

 

旅行から帰った後心療内科の通院日が控えていたので

「ちゃんと飛行機の中で起こった症状を伝えてね」と息子に言いました。

(医師の指示もあり一人で通っています)

病院から帰った後「どうだった?」と聞くと「頓服が効いてないかもしれないから増やす」と言われたそうでやや疑問が生まれました。

また「薬を飲んで10分経っても効かないのは量が少ない」とも言われたそうです。

 

薬をただ増やすだけでパニックになった時の対処法も教えないのか、と思ってしまいました。(ただこの時息子はきちんと先生に伝えていなかったことが後に判明します。)

 

不信感をいだいた私は別のクリニックを予約し診てもらうことにしました。

この時は私も一緒に行き、詳細に伝えました。

医師からは

まず薬を飲んで10分で効くものはほとんどないということ、薬を増やさなくても1時間もすれば症状が落ち着くなら問題ないこと。増やさず1錠で過ごしましょう。

ひとまず本人が「治った」という感覚になるのならそれでよし。

 

と言われました。

この「治った」という気分は大人にはなかなか感じることができないそうで、子どもだからこそ「今の状態だけ」を感じられるみたいです。だから「また今度しんどくなったらどうしよう。そうならないために何かできることはないか」と準備したり学んでみたりすることは少ない。出来る子ももちろんいると思います。

 

「はぁぁー!なんだ。この症状を治そうと思っていたのは私だけなのね!!」と妙に納得しました。困っていたのは私自身でどうにかしたくて仕方がないからと私も苦しんでしまっていたようです。

いくら子どものことでも、自分と別の人格の人間の間にはしっかり境界線というものがあってよいのかもしれません。

 

それにしてもどうにかしたいのにどうにもならないってしんどいですよね。

わたしはいつでも「どうにかしたい」気持ちが強すぎる気がします。だから余計しんどい。

しんどい気持ちも受け入れることが大切だとよく聞きます。

受け入れるにはだめな自分も嫌いにならず、誰かからの評価ではなく自分が自分を許すこと。なんだか心配するのも考えるのも疲れちゃって、またいつかパニックが起こるかもしれないけれどその時はその時でいいやと思うことにします。

 

息子はとりあえず薬を飲んだら落ち着くし、前よりもかなり頻度が下がっているしそれほど困っていないようなので様子を見ることにします。

いつかなにかのタイミングできっと「治そう」と思う時が来るかもしれない。

勉強もそうだけど、どれだけ親が「勉強しなさい」と言ってもやらない子はやらない。自分のタイミングで行動するしかないのかもしれないです。

 

話は変わり、前回のジャーナリングの記事。

ブロ友のココロんさんが私よりもわかりやすく書かれていたのでぜひ読んでみてください♪

ジャーナリングは毎日続けています。

頭に浮かぶことを書きます。誰かからの評価は関係ないし良い自分を演出する必要もなし。プライドも全部捨ててありのままに書いておけば自分という人間をよく知ることが出来てなかなか楽しいです。